コンビニは根強い人気を持つフランチャイズです。コンビニは今や生活になくてはならない存在ですので、安定したビジネスと言えるでしょう。
本記事では、コンビニオーナーになりたい人のために、コンビニ経営の始め方をゼロから解説します。コンビニで開業を希望される方はぜひご一読ください。
コンビニオーナーになるには?
コンビニ経営のほとんどがフランチャイズです。コンビニオーナーになるには、まずフランチャイズを探す必要があります。
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなど、いずれかのコンビニのフランチャイズに加盟することでオーナーになれるというわけです。基本的なフランチャイズのシステムは同じですが、コンビニ各社によって持っているノウハウや戦略、チェーン展開の仕方が異なるため、よく比較して選ばなければなりません。
コンビニオーナーになるためにすること
1:コンビニ各社のフランチャイズ資料を取り寄せる
コンビニオーナーになるために最初にすべきことは情報収集です。ネットである程度は情報を集められますが、できればコンビニ各社のフランチャイズ資料を請求して目を通したほうがよいでしょう。
資料は無料で請求できますし、資料請求=仮契約というわけではないので、資料はどんどん取り寄せてください。加入を予定しているコンビニがある、または反対に加入を全然検討していないコンビニがあったとしても、各社の資料を請求して読んでおくことをおすすめします。
各社の資料を読まないことには比較のしようがないですし、資料を見れば各社の特徴が見えてくるはずです。その上で候補を絞っていくとよいでしょう。
2:コンビニ各社の業績や展開規模を調べる
業界2位のローソンは神奈川県に本社を置くスリーエフと統合、業界3位のファミリーマートがサークルKを傘下に持つユニーグループ・HDと経営統合したことにより、コンビニ業界は変動しています。業界1位のセブン-イレブンは海外展開で規模を広げていますので、各社の動向は要注目です。
現在はコンビニ大手3社のシェア数は拮抗している状態ですので、数年後に順位が入れ替わっていてもおかしくありません。ポプラのように北海道で高いシェアを誇っているコンビニもあります。
コンビニオーナーになるのでしたら、コンビニ各社の業績や展開規模を調べておいたほうがよいでしょう。現状の規模だけでなく、これからどの地域で出店に力を入れていくのかも分かる範囲で調べてみてください。
3:どれくらい開業資金が必要か調べる
コンビニ各社の資料などから、コンビニ開業にどれくらいの資金が必要か調べておきましょう。コンビニの開業資金は少なくないため、余裕を持って用意しておくのが理想です。
コンビニによってはフランチャイズ本部が土地・建物を用意してくれるプランがあるので、土地をお持ちでない方はそういった制度の利用も考えてみましょう。プランや制度によって契約期間が変わる場合もあるので、その点もチェックしておいてください。
4:説明会に参加する
加入を検討しているフランチャイズがあれば、説明会に参加してみましょう。説明会も参加するのは無料ですし、まだ契約していないのですから各社の説明会に参加しても問題はありません。
コンビニ大手であれば全国で説明会を開催しているので参加しやすいと思います。個別相談も受け付けてくれるので、分からないことや不安なことがあれば質問をしてみてください。
説明会では本部担当者と会って話をできるので、情報を得るには絶好の機会です。説明会では資料だけでは分からない細かい部分の説明をしてくれますし、ほぼ加入を決めているにしても参加しておいたほうがよいでしょう。
5:本部を訪問する
コンビニに限ったことではありませんが、フランチャイズの加盟を決める前に本部を訪問することをおすすめします。説明会だけでは本部の雰囲気は分からないので、直接訪問してどういう企業なのか自分の目で確かめてみましょう。
受付の対応、他の社員の様子、会社の設備などなど、フランチャイズの内容に関係しない部分もチェックしてみてください。フランチャイズの評判がいい本部は受付の対応もきちんとしているでしょうし、勢いのある企業は社員も生き生きしているでしょう。ビジネスとして契約するのですから、本部のことを知ることはとでも大事です。
本部に訪問する際は事前に連絡をしておきましょう。アポが必要ですので、いきなり訪問して対応してもらうというわけにはいかないので注意してくださいね。
本部の経営理念に共感できるかどうかも大事
本部の経営理念に共感できるかは非常に大事なことですので、その確認も忘れてはいけません。
なぜならフランチャイズ契約を結ぶということは、ビジネスパートナーになるということだからです。経営理念が自分の考えに反しているビジネスパートナーと仕事をするのは難しいですし、意見がぶつかる可能性が高くなります。
フランチャイズは契約期間が定められているため、経営理念が合わないからといってすぐ解消するわけにはいきません。加盟金も支払うわけですから、長く良好な関係でビジネスをしていきたいですよね。
経営理念にはその本部の企業としての姿勢が現れているので、よく見ておきましょう。経営理念に賛同できるかどうかは大きな決め手となるので、複数の本部で迷ったら経営理念を比較してみてください。
おわりに
大まかではありますがコンビニオーナーになるための流れを解説しました。資料や説明会での対応を比較することで各社の特徴や企業としての姿勢が見えてくるはずです。
加盟してから後悔しないように、よく比較して選んでくださいね。