店長は責任者としてお店を守るのが仕事ですが、それ以外にどんな仕事をするのかイマイチ分からないものですよね。店長の仕事内容を知っておかないと、いざお店を立ち上げた時に困ってしまいます。
そこで本記事では、店長がこなすべき5個の仕事をまとめました。店長に求められる役割とは何か、それを知りたい方はぜひ最後までお読みください。
店長がこなすべき5個の仕事
店舗の管理
店長はお店自体を管理するのがひとつの仕事です。設備は使っていくうちに老朽化したり故障したりしますので、店長が修理を手配して直さなければなりません。
主要な設備や機器が故障するとお店の経営に影響するので、できれば故障する前にメンテナンスで不具合を防ぐのが理想です。ついついケチってメンテナンスを後回しにしてしまいがちですが、一日お店を休むと収入が減りますし、お客さんにも迷惑をかけてしまいます。
それに機器や設備自体を買い換えるとなると急に多額の出費が必要となるので、できればメンテナンスで故障を防ぎたいところです。
人材育成
人材育成も店長の仕事です。スタッフが育たないといつまでも自分で仕事をしなければならなくなり、他の仕事に時間を割けません。
スタッフが育てばお店はうまく回りますし、店長である自分の負担も減ります。接客の質が高くなればお店の評判も良くなって集客力も上がるので、店長にとって人材育成は非常に重要な仕事です。
今はどの業界も人手不足ですので、最初から仕事ができるスタッフを雇用するのは難しいでしょう。それなら未経験のスタッフを戦力になるように育てるほうが現実的です。
人材育成も経験が必要ですので、どうすればスタッフが育つのか考えるのも店長の仕事となります。
経営を学ぶ
経営にも知識が必要となります。経営を学ぶのは店長の仕事で、厳しい言い方をすれば経営を学ばないのは店長としての責任を放棄していると言えるでしょう。
経営も経験しないと学べないことはたくさんありますが、先人たちの知識から学ばないのは非常にもったいないことです。有名なところではドラッカーの経営学がよく知られています。
書店を行けば経営学の本はたくさん出版されているので、学ぶのに不足はないでしょう。あとは自分の学ぶ気次第です。
マーケティングを学ぶ
マーケティングは効率的に利益を生み出せるように行う活動全般を指します。個人商店であってもマーケティングは必要で、それを実施するのは店長の仕事です。
マーケティングは難しいと考えて学ぶのを避けている方が多いので、学べば競合に差をつけられるチャンスと考えてみてください。できれば開業する前にマーケティングを学び、店舗を開く際にマーケティングに基づいた戦略を立てるのが理想です。
マーケティングを学べる参考書はたくさんありますし、ネットで検索すれば解説サイトは多数ヒットするので独学でも十分に学べます。開業後はデータをとって分析をし、修正を繰り返して利益を上げていくのが基本的なマーケティングのやり方です。
利益を出す
店長の最も大きな仕事と言えるのが「利益を出す」ことです。利益を出せていないのであればそれは店長である自分の責任となります。
利益を出せなければお店の経営を続けられませんし、自分も収入を得られません。スタッフの給料すら払えないとなると店長の責任問題になります。
利益を出すためにはどうすればよいのか、何をすべきなのかを考えて店舗の利益を上げるために行動するのが店長の仕事です。開店して間もない時は思うように収益が伸びずに悩むかと思いますが、失敗から学ぶ姿勢を持って改善を繰り返すことで利益は上がっていくことでしょう。
経営学やマーケティングを学ぶのは、効率よく利益を出す手段を知るためです。実際の店舗運営は教科書通りにはいかないこともありますが、学んでおくときっと役に立つでしょう。
店長は学ぶべきことがたくさんある
店長は椅子に座ってスタッフに偉そうに支持するのが仕事でありません。むしろ一番学び、一番働かなければならない立場です。
店長は学ぶべきことがたくさんあります。時にはスタッフから学ぶこともあるでしょう。
店長はお店の利益を出すのが最も重要な仕事ですので、効率よく利益を出すためには何をすべきか、何を学ぶべきかをよく考えて行動しなければなりません。店長としてお店を経営するのであれば、常に学ぶ姿勢を持っておきましょう。
おわりに
本文では詳しく触れませんでしたが、クレームが発生すれば店長が出て対応しなければなりません。その前にクレームを発生しないように人材育成をして品質管理をすることもが大事で、それを行うのは店長の仕事です。
日常業務をこなしながら経営学やマーケティングを学ぶのは大変かと思いますが、利益を出すためと思って頑張って学んでいきましょう！
