オンライン上で会計ソフトを操作できるクラウド会計ソフトは、会計業務の定番になりつつあります。クラウド会計ソフトを導入することで会計のあり方が変わると言っても過言ではありません。
本記事では人気のクラウド会計ソフト4つを厳選し、特徵を比較しながらその魅力をご紹介します。会計業務にかかる時間を短縮したい方は、クラウド会計ソフトの導入を検討してみてください。
クラウド会計ソフトとは?
クラウド会計ソフトは、オンライン上で利用できる会計ソフトです。
通常の会計ソフトはパソコンにインストールする必要がありますし、そのパソコンでしか使用できません。クラウド会計ソフトなら対応デバイスとインターネットに接続できればデバイスを問わずに利用できます。
パソコンにインストールする必要がないですし、バージョンアップも自動で対応するので管理の手間もかかりません。月額利用料が必要ですが、個人事業主向けプランなら低価格で利用できます。
人気のクラウド会計ソフト4選
freee
出典:freee
会計ソフト初心者でも使いやすいように設計された人気の会計ソフトです。自動仕訳機能で帳簿作成をしてくれるので、簿記の知識がなくても心配ありません。
個人向けプランと法人向けプランがあって、個人向けなら月額980円から利用できます。月額1,980円の上位プランなら確定申告まで対応しているので、帳簿作成から確定申告までまとめてやってしまいたい方はそちらのプランがおすすめです。
「freee」は資金繰りレポートや売掛買掛レポートといった機能も備わっているので、経営分析にも活用できます。
弥生会計 オンライン
出典:弥生会計 オンライン
「弥生会計 オンライン」は、パソコンの会計ソフトで知られる「弥生会計」のクラウド会計版です。PC版と違ってバージョンアップの必要はありません。
「弥生会計 オンライン」も初心者に優しい設計になっています。有料プランの会員は電話やメールでの操作サポートを受けられるので、操作に迷ったらサポートを頼りましょう。
サポートはソフトの操作だけでなく、仕訳相談や経理業務相談、消費税改正業務相談などにも対応してくれます。実績のある会計ソフトなので、充実したいサポートを受けたい方におすすめです。
MFクラウド会計
出典:MFクラウド会計
「MFクラウド」はバックオフィス向け業務効率化ソリューションを提供しているシリーズで、「MFクラウド会計」でクラウド会計ソフトを利用できます。
「MFクラウド」は「freee」や「弥生会計 オンライン」といった他のクラウド会計ソフトと連携が可能であるため、乗り換えがしやすいです。実際に操作してみないと使い勝手は分からないので、他の会計ソフトを使ってみてから「MFクラウド会計」に乗り換えるという試し方もあります。
会計ソフトの他に確定申告、給与計算、経費精算、請求書、マイナンバー保管といったソフトがあり、総合的にバックオフィス業務を効率化できるのも「MFクラウド」の強みです。
勘定奉行クラウド
出典:勘定奉行クラウド
「勘定奉行クラウド」は、中小企業向けのクラウド会計ソフトです。小規模企業向けには1ユーザー利用の「勘定奉行クラウドJ」、中小企業向けには人数に応じて利用可能な「勘定奉行クラウドi」を提供しています。
「勘定奉行クラウド」の特徵は、「専門家ライセンス」の機能で税理士等の専門家とリアルタイムで情報共有できる点です。これは他のクラウド会計ソフトにない機能で、専門家と情報共有することでデータ送信や相談にかかる手間を効率化することができます。
クラウド会計ソフトで経理の時間を短縮
クラウド会計ソフトはバージョンアップ不要で最新状態で使える点、デバイスを問わずに使える点、クラウドサーバーにデータをバックアップするのでパソコンが壊れてもデータが消失しない点などがメリットです。
従来はインストール型の会計ソフトが主流でしたが、クラウドの普及によっていまはオンライン上で会計ソフトを利用する方が増えています。買い切り型のソフトと違って月額利用料がかかりますが、クラウドであることは大きなメリットです。
クラウド会計ソフトは慣れが必要ですが、使い方が分かれば経理にかかる時間を短縮できます。今回紹介したソフトはいずれも初心者でも操作しやすい設計になっているので、試しに無料版を使ってみてください。
おわりに
クラウド会計ソフトは一度使うと手放せなくなるくらい便利です。使ってみるとおすすめする理由がおわかりいただけると思います。
各社のソフトは機能が異なるので、本記事で解説したポイントをふまえて比較してみてください。