コンビニやファミレスで進む24時間営業の見直し、その理由はなにか?

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コンビニやファミレスで進む24時間営業の見直し、その理由はなにか?

ファミレス深夜営業
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ロイヤルホストが全店で24時間営業を廃止し、ファミリーマートも深夜営業の見直しを検討しています。これまで当たり前だった24時間営業の見直しが進んでいおり、経営者にとっては避けては通れない問題となっているのです。

では、コンビニやファミレスで進む24時間営業の見直しの理由はなんなのでしょうか? 本記事では深夜営業が厳しくなっている理由を実例を挙げて解説します。

ロイヤルホストが24時間営業を廃止

ファミレス24時間営業

ファミレスチェーン店のロイヤルホストは、2017年1月をもって最後の24時間営業店であるロイヤルホスト府中東店が深夜営業を廃止しました。ロイヤルホストを運営する株式会社すかいらーくはガストやジョナサンといった他のチェーン店も24時間営業を見直し、多くの店舗が深夜営業を廃止しています。

90年代まではファミレスと言えば深夜も営業しているイメージが当たり前でしたが、2000年以降は深夜の客足が遠のいて24時間営業を廃止せざるを得ない状況に陥っているとのことです。

ファミレスの24時間営業廃止は深夜の人手不足も大きく影響しています。牛丼チェーン店であれば少人数でも店を回せますし時給もファミレスと比べれば低いですが、ファミレスは一定数の調理スタッフと接客スタッフが必要であるため少人数での深夜営業は厳しいのです。

人手不足による人件費高騰によってロイヤルホストは24時間営業廃止を余儀なくされ、現在はどの店でも深夜営業を行っていません。深夜の客数が減少したことに加え、人手不足で人材を確保できないのであれば、深夜営業が厳しくなるのは当然のことです。

学生時代は友達と朝までファミレスで無駄話をしていたという思い出がある方も多いと思いますが、ロイヤルホスト以外のファミレスも24時間営業廃止を進めればそうした時間を過ごせる場所も少なくなってしまうかもしれません。すき家やなか卯で朝まで過ごすのは難しいですからね。

ファミリーマートが24時間営業の見直しを検討

大手コンビニチェーン店のファミリーマートでも24時間営業の見直しを検討する動きがあります。2017年11月から一部の店舗で実験的に営業時間の短縮を行っているとのことです。

ファミリーマートは24時間営業見直しを検討しているのは、人手不足に伴う人件費高騰がひとつの原因となっています。深夜はどうしても客足が減ってしまうため、高い人件費を支払うと利益が少なくなってしまい経営が厳しくなっているそうです。

ファミリーマートは営業時間の一部で無人化を検討するなど、なんとか24時間営業を継続しようと試みてはいます。しかし、ロイヤルホストが人手不足で24時間営業廃止を余儀なくされたように、コンビニチェーン店のファミリーマートも苦戦しているのが現状です。

コンビニの24時間営業は継続可能なのか?

今やコンビニと言えば24時間営業が当たり前になっていますが、近年の人手不足によってコンビニの深夜営業も厳しい状況に置かれています。都心部であれば深夜でも入れ代わり立ち代わり客がやって来るでしょうけれど、地方だと人件費をまかなった上で利益を得られるだけの客数を確保するのは難しいのでしょう。

深夜労働は割増賃金が発生しますし、その上で人手不足による人件費が高騰するとなると経営者にとっては頭の痛い問題です。深夜のワンオペ(一人でシフトに入る)は問題点が指摘されていますし、深夜でも最低は2人以上の人員が必要となります。

ファミリーマートもなんとか24時間営業を続けられるように努力はしていますが、それでも厳しいのが今のコンビニ業界の実情です。セブン-イレブンは24時間営業を継続することを表明していますが、ローソンは一部店舗で深夜と早朝の時間帯で無人化に踏み切るなど、24時間営業が厳しい現状が伺えます。

深夜営業を続けることで赤字が深刻化し、店舗運営を続けられなくなっては元も子もありません。人手不足が解消されないと将来的に深夜営業を取りやめるコンビニが増えることでしょう。

24時間営業廃止に関しては賛否両論あるかと思いますが、人手不足はコンビニ営業に深刻な問題となってのしかかっています。

店舗の無人化で24時間営業が継続可能か

アメリカのシアトルで1号店がオープンしたAmazon GOのように、店舗の無人化を実施する動きがあります。IT技術の発達でスマホで自動精算が可能となっており、Amazon GOではスマホとQRコードを使って自動会計を行っているとのことです。

店舗の無人化はまだ実験段階にあるためすぐに普及するわけではありませんが、Amazonでは他にもドローンを使った宅配を実験するなど、雇用以外での人手不足解消に可能性を見出しています。日本ではまだAmazon GOやドローン宅配は利用できませんが、利用可能となる日はそう遠くないでしょう。

ファミレスやコンビニでも無人化が当たり前になれば、人手不足の問題が解消され24時間営業が継続可能となるかもしれません。

おわりに

24時間営業の問題は他人事ではありません。オーナーにとっては24時間営業を続けたくても人件費が大きな悩みとなりますし、利用者にとっては24時間営業を取りやめられると不便になるので、誰にとっても解決すべき問題と言えます。

コンビニ営業のあり方も変化する時期に差し掛かっているため、これからコンビーオーナーになる方は24時間営業の問題を頭に入れておいてください。

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