人脈がないと悩んでいる起業家や個人事業主は多いのではないでしょうか?経営者はよく孤独と言われますが、やはり人脈がないとビジネスも広がっていきませんし、困った時に助けてくれる人がいないのは辛いですよね。
本記事では、人脈がある人とない人の5つの違いをまとめました。ご自身に人脈がないと思っておられる方は、人脈がある人と何が違うのかを比べてみてください。
人脈は仕事に影響する
人脈がなくても起業はできますが、人脈があるのとないのとでは全然違います。人脈は仕事に影響するので、できれば人脈を作っておいたほうがよいでしょう。
困っている時に助けてくれる相手がいると心強いですし、逆に困っていれば手を差し伸べたいと思える相手がいれば、お互いにとって有益な関係となります。
人脈と書くと利害が絡んでくる表現になってしまいますが、人脈の根底にあるのはやはり信頼関係です。ビジネスでは信頼関係がないと成り立たないので、人脈は信頼ありきと言っても過言ではありません。
人脈がある人とない人の5つの違い
人間関係を重視した人脈づくりか、打算的な人脈づくりか
人脈がある人はビジネスに活かせる人脈であるかより、人間関係を重視した人脈作りをします。まず信頼できる人間関係を築き、そこからビジネスにつながればラッキーくらいの考えです。
打算的に人脈作りをしようとしている人は、相手に避けられます。利益を目的に近づいてくる人が嫌われるのは当然ですし、打算的な考えで人間関係を築こうとしている人を信頼できるはずもありません。
人脈作りが上手な人も多少は打算的な考えがあるかもしれませんが、相手と信頼関係を気づいた上でビジネスにつなげるので信頼感が違います。
自然な人脈作りか、やみくもな人脈作りか
人脈がある人は、自然に人脈を広げていきます。自然体で誰とでも分け隔てなく接する人の周りには自然に人が集まってくるものです。
人脈作りをしようとしているのではなく、気づいたら人脈が広がっていた、という感じですね。自然にできた人脈は長続きしますし、ビジネスの話になっても自然に発展していくでしょう。
一方で人脈がない人はやみくもに人脈作りをする傾向があります。セミナーや交流会でやみくもに名刺交換をしてもあまり人脈は広がりません。
無理に広げた人脈は長続きしませんし、合わない相手に合わせようとすると自分が疲れてしまいます。無理して付き合うような関係では本当の人脈とは言えませんよね。
ポジティブな思考か、ネガティブな思考か
なんでも前向きに考えられる人には、周りの人を惹き付ける力があります。ポジティブ思考の人の周りには自然と人が集まってくるものです。
ポジティブな思考を持っている人は話していて楽しいですし、悩みも吹き飛ばしてくれそうな気がしますよね。あまり楽観的すぎても困りますが、後ろ向きに考えるより前向きに考えられる人の方が人脈は広がりやすいです。
それに対してネガティブな思考の人は、周りにいい影響を与えません。ネガティブな言葉を聞かされるのは疲れるものですし、後ろ向きに考えたり愚痴を言ったりするだけでは何も生まれないですよね。
この思考の差はすごく大きな違いです。人脈が広い人の発言をよく聞いていると、きっとポジティブな言葉が多いことに気付かされるでしょう。
ケチらないか、ケチるか
ケチらずにごちそうしてくれる人は、人脈が広いものです。奢られることを目的に近づいて来る人もいるでしょうけれど、そんなことも気にせずに周りに豪快にふるまう人に周りには人が集まってきます。
人脈が広い人は、相手にごちそうするのが得かどうかはあまり考えていません。結果的に自分の利益につながるのであって、ケチらないその人となりに惹かれてどんどん人脈が広がってきます。
反対にケチる人の周りには人が集まってきません。奢られることを目的とした人が寄ってくるのを避けられるでしょうけれど、それ以外の人も寄ってこないでしょう。
ケチる人と付き合ってもこちらからごちそうする気になりませんし、ましてやビジネスの話になればケチる人では大成するのは難しいです。
ただこれは線引きが難しいところで、何も考えずにジャンジャン奢る経営者だと会社の資金が底を突いてしまいかねません。かといって給与をなかなか上げないケチな経営者の下で長く働く気も起こらないので、無理しない範囲でケチらない人になるのがよいのでしょう。
相手の話を覚えているか、忘れているか
人は自分の話を覚えてくれていると嬉しいものです。「そんなことまで覚えていてくれたんだ」と思うと、その人ともっと話したくなりますよね。
人脈が広い人は聞き上手な人が多く、自分が話すよりも相手の話を聞くことを重視しています。前回会った時の相手の話を覚えていれば次に会った時に距離が縮まりますし、信頼感も増すことでしょう。
反対に人脈がない人は、相手の話を覚えていないことが多いです。いろいろな人に話しかけるものの、相手の話をあまり聞いていないので次に会った時には忘れてしまっています。
相手からすれば「前に話したのに」という不信感につながるので、この人にはあまり自分の話をしないでおこうと考えるのは当然のことです。
人脈は信頼関係を築くのが第一
信頼関係なき人脈は本当の人脈とは言えません。上辺だけの人脈ならいくらでも作れますが、希薄な関係の相手とはビジネスの話をしようとは思わないですよね。
人脈は信頼関係を築くのが第一です。仕事につながるかどうかは一旦置いておいて、信頼できる相手とつながるのが本当の人脈であると言えるでしょう。
信頼関係ができれば仕事の話をふってもらえるかもしれませんし、貴重な情報を教えてもらえるかもしれません。それを期待した人脈作りではなく、結果的にそういう人脈ができるようにするのが人脈作りの上手な人です。
おわりに
人脈というは自然と広がっていくものなので、無理に広げるのはおすすめできません。もちろん自分から相手に話しかける努力は必要ですが、無理して人脈を広げようとするのではなく、気づいたら人脈が広がっていたというくらいの心構えでいたほうがよいでしょう。